オレンヂカラー

第1047号

11月16日、麻薬取締法違反の疑いで一人の芸能人が逮捕された。女優の沢尻エリカ被告だ。合成麻薬「MDMA」を所持していたという。10年以上も前から様々な薬物を使用していた趣旨の報道が流れており、薬物依存症であったことがうかがえる▼そもそも依存症とは何か。厚生労働省のHPには、「特定の何かに心を奪われ、『やめたくても、やめられない』状態になること」とある。それでは依存症になっても、他人に迷惑をかけているわけでもないので、問題ないのではないか。同省のHPによると、「依存症により自分をコントロールできなくなり、自分や身の回りの人の生活に様々な悪影響を及ぼす」とある▼依存症について思い当たることがある。自分はおそらくギャンブル依存症だ。大学生になってからバイトでお金を稼ぐようになり、もともと興味のあったパチンコ・パチスロに手を出すようになった▼パチンコに全く触れたことのない人には考えられないかもしれないが、千円がはした金になる。一度店に行けば、一万円の投資は当たり前だ。久しぶりに数万円勝とうとも、勝った喜びでまたすぐに行き、あっという間になくなる。悪銭身につかずとはよく言ったものだ。1回で数万円負けると、さすがに現実に引き戻され、今回で引退だなんて思いをしながら帰るが、また数日後には行っている。これがお金が尽きるまで続く。給料でお金が入れば条件反射のようにまた行くのだから、まさにスパイラルだ▼沢尻被告が何を理由に依存症になったのかは分からない。ただ依存症の場合、自分が行っていることの結末に気づいてないのではないか。自分の行為を正当化してないか。好きを理由に遊んでいるのだから異存がない、「別に」自分の好き勝手だろうと思っていても、それは間違いなく依存である。(三浦拓)

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