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 昨年11月1日、本学は東京都と「都営住宅及び周辺地域の活性化に係る連携・相互協力に関する協定」を締結した。学生が本学近隣にある都営住宅に居住し、周辺地域の活動に参加するとともに、都営住宅を中心に地域の発展や学生が成長する場の創出を目指す。この協定について、本学多摩学生生活課の浅野広人次長に話を聞いた。 

地域と学生繋ぐ都営住宅

一人暮らしの新たな選択肢

2023年5月17日

 昨年11月1日、本学は東京都と「都営住宅及び周辺地域の活性化に係る連携・相互協力に関する協定」を締結した。学生が本学近隣にある都営住宅に居住し、周辺地域の活動に参加するとともに、都営住宅を中心に地域の発展や学生が成長する場の創出を目指す。この協定について、本学多摩学生生活課の浅野広人次長に話を聞いた。 

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武蔵岡アパートの募集案内=東京都提供

 この協定締結によって、本学の学部生あるいは大学院生であれば、都営住宅である武蔵岡(むさしがおか)アパートに入居することができるようになった。所属のキャンパスは問わないが、入居は通学課程の学生に限られる。本学学生を含む家族で住むことはできないが、アパートの一室を複数人の本学学生で共有して居住することは可能だ。 

 

 武蔵岡アパートは、東京都町田市相原町に位置する。本学多摩キャンパスまで徒歩で10分、バスで2駅の近さだ。徒歩圏内にはドラッグストアやコンビニエンスストアなどがある。 

 

 学生は学業に支障がない範囲で、自治会活動に参加する。具体的には、地域の清掃活動や定期的に開催される自治会への参加が想定される。地域の活性化を図りつつ、学生が成長できる機会を提供する。地域、学生間の相乗効果を期待できるため、家賃が安価になっている。 

 

 東京都は、この協定を都営住宅の近くに位置するいくつかの大学と結んでいる。本学多摩キャンパスは武蔵岡アパートの近隣にあるため、協定の締結に至った。締結に際し、地域福祉を専門とする本学の宮城孝(みやしろたかし)教授と町田市の協力があった。 

 

 在学生からはすでに相談や申し込みがあったという。2023年度の新入生には一点だけ注意してほしい点がある。学生証の交付など、本学への在籍が確定してからでないと賃貸契約をすることができないため、新入生の入居は5月以降になってしまう点だ。 

 

 家賃が安く、多摩キャンパスへの通学に便利である武蔵岡アパートは本学学生の一人暮らしの新たな選択肢となる。一人暮らしを始めたい学生には、都営住宅の利用を考慮に入れてもらいたい。

(渡辺瑞季)  

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