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史跡探訪

さかのぼるは西南戦争、日本赤十字社発祥の地

2023年1月6日

 日本赤十字社の前身である博愛社は本学の隣に位置する逓信病院構内(飯田橋三丁目)に設立された。西南戦争ただ中の1877年のことである。佐野常民や大給恒(おぎゅうゆずる)、桜井忠興らによって立ち上げられた博愛社は、西南戦争時に敵味方関係なく人々に治療を施したという。 

 

 博愛社は陸軍省用地であったこの地に事務所と病院を構え、1887年に小松宮彰仁親王を総裁として日本赤十字社に名を改めた。ここに世界で19番目の赤十字社が誕生したのである。その後、日本赤十字社病院は1891年に現在の渋谷区広尾へ移転する。 

 日本赤十字社のホームページをのぞいてみるとさまざまな活動を行っている。ボランティアや寄付、献血など学生でも参加できるような取り組みもある。詳しくは千代田区のウェブページを参照のこと。

(小林都) 

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逓信病院の前に設置された日本赤十字社の発祥の地を示す案内板

=筆者撮影

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