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河野太郎氏講演会の裏側

志雄会インタビュー

2023年1月5日

去る11月5日土曜日、自主法政祭に際し河野太郎氏(現デジタル大臣)が本校を訪れたことは、学生諸君の記憶にも新しいだろう。弊会は今回、河野太郎氏の講演会を企画主催した志雄会の責任者の方に話を聞いた。
 

志雄会インタビュー(横).HEIC

志雄会前代表の津川颯太さん=筆者撮影

・志雄会とはどのような組織ですか

 弊会は2005年に設立された政治経済系サークルです。創設者が北方領土問題に関する活動を中心に、政治経済についての勉強会や学祭の講演会の設置などの活動を行なっています。

・講演会の開催までの経緯やなぜ数多くいる政治家の中から河野太郎氏を選ばれたのかについてお聞かせください。

 例年閉会では、学祭に政治家をお呼びして講演会を主催するという活動をしています。誰をお呼びするかについては会員たちで意見を出し合って決めています。
 今回河野先生を推薦する声が複数あり、河野先生の事務所の方に連絡を差し上げたところ、もともと弊会をご存知で、快いお返事をいただけましたので、河野先生をお招きするということで講演会の開催が決定しました。

・河野氏がいらっしゃると決まった時には、警備の問題など様々な障害が生じたのではないかと思います。その障害にはどのように対応されましたか。

 もともと例年より大学側からの呼びかけがあり、閣僚の人間や政党の党首など政界の第一人者はお招きしないことにしていました。今回も河野先生をお呼びすることが決まった段階では、内閣改造以前で先生は大臣に就任されておらず、広報本部長という立場でいらっしゃいました。講演会が決まってから大臣になられ、当初予定のなかったS Pが同行されることになって、大学側との再調整が生じたことが例年にはない困難でしたね。
 学祭は各サークル団体の上に学生センターがあって、学生センターの上に理事会があって、というように、複合的な組織構造のもとに運営されていますので、講演会の開催についても正式な決定に至るまでには時間と手間を要します。普通でしたら講演会にお呼びする方にS Pが付くという時点で、理事会へ通る前に学生センターの方から赤信号を出されると思うのですが、今回は学生センター側が河野先生をお呼びすることにむしろ積極的で、河野先生の発信力というものに期待し、学祭が盛り上がるのではないかということで、理事会の方に掛け合ってくれました。
 理事会からの承認をいただくまでに時間がかかった、という感じでしたね。ですからこの点ではあり得なかった障壁にぶつかる形となった今年度の講演会でしたが、今となっては貴重な経験だったと思います。

・では、講演会当日の話に移ります。確か対面参加の事前申し込みは220名まででしたね。
 
 そうですね。ありがたいことに事前予約数は直ぐに定員に達し、講演会当日には190人から200人ほどの参加が認められました。
 新型コロナウイルス感染症の拡大防止措置のため、本来のキャパシティが400人の教室に200人程度しか入れることができませんでした。大収容の薩埵ホール工事中で使用不可能だったことが非常に残念でしたね、
 例年ですと参加者の人数は2桁ほどなのですが、今回は過去最大級の参加人数を受け入れての開催でしたので、いかに河野先生の影響力が大きいかがわかると思います。河野先生の持たれる話題性と、コロナ禍であることが相まっての事前予約制の導入は、異例のことでした。

・講演会はオンラインでも実施されたということですが、同時接続数は100人を上回り、最高では120人に達したと聞いています。
​ このことからも河野氏の影響力の大きさが伺えますね、それでは、来年度以降及びしたいと考えている人はいますか。


 例年次にお呼びした人についてはアンケートを実施しているのですが、挙げられる名前の中でもダントツで多いのはやはり、本学OBである菅義偉前首相ですね。
 
・お呼びすることができたら更なる人寄せが期待できそうですね。志雄会のPRをお願いします。

 弊会は学祭での講演会の設置のほか、週2回の勉強会を開くなど、北方領土問題に関することを中心に政治経済についての活動を行なっています。興味を持ってくださった方はこちらまで気軽に連絡なさってください。

                                    (飯田怜美)

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