経営学部60周年記念行事

佐野学部長「卒業生組織の拡充目指す」

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第二部ホームカミングパーティーの様子。

卒業生・在学生・教員が交流した=田谷泉撮影

12月6日、本学市ヶ谷キャンパス(東京都千代田区)のボアソナード・タワー26階スカイホールにて、経営学部創設60周年を記念し、記念講演会とホームカミングパーティーが開催された。経営学部長の佐野哲教授は取材に対し「法政大学経営学部版の三田会を目指す」と述べ、経営学部独自の強固な卒業生組織拡充に取り組むことを表明した。

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基調講演で話す丹羽宇一郎氏=田谷泉撮影

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第一部の基調講演にて=田谷泉撮影

記念行事は二部構成。第一部は、元伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎(にわ・ういちろう)氏による基調講演と、丹羽氏と本学の田中優子総長による対談が行われた。第二部は、経営学部と大学院経営学研究科の教員・卒業生・在学生らが参加したホームカミングパーティーが開かれた。
 

第一部のテーマは「グローバル新時代における企業経営のあり方」。丹羽氏は講演で「企業や国などのあらゆる組織にとって、これからの時代の最も大切な資産は『人』である」と主張した。また、大学進学率が高まった今日の日本では「大学に通っているだけでは『エリート』であるとはいえなくなり、学生もそのような認識をしなくなった。しかし、日本の将来を考えるなどの『エリート意識』を持つべきだ」と述べた。その上で「学生は海外に赴き、エリート意識を持った海外の人々と交流してほしい」と在学生へ語った。
 

続けて、丹羽氏と田中総長による対談が行われた。田中総長の「教員が学生に対して伝えるべきものは、講義内容だけではない。徹底的に研究する面白さやその姿勢、教員同士の関係性なども含めた、自分自身の生き方だ」という発言に対して、丹羽氏は「経営者や部長などの管理者にとっても、部下を大切にしながら、努力を継続する姿勢が重要ではないか」と指摘。聞き手を務めた佐野学部長は「経営者も教員も目的のために没頭して、その姿を周囲に示すという大切な共通点がある」とまとめた。
 

第二部のホームカミングパーティー冒頭では「講義リレーでつなぐ『実践知』フォーラム」の実施報告があった。同企画は経営学部教員有志による全11回の公開講義からなり、「法政大学憲章・自由を生き抜く実践知」をテーマに、今年6月から11月にかけ開講されたものである。このうち長岡健教授の担当講義「ワークシフトの実践知は可能か?」が、最も憲章を体現したとして「実践知・総長大賞」に選出・表彰された。家族も仕事も大切にするライフスタイルと働き方について、参加者を巻き込みながら議論されたことが受賞の決め手となった。パーティーでは、本学応援団の演舞や校歌斉唱なども行われ、経営学部の教授・卒業生・在校生らが交流した。また、ホームカミングパーティーと並行して、「卒業生・内定者から直接伺う就活懇談会」が開催され、多くの在学生でにぎわった。
 

佐野学部長は本紙の取材に対し、ホームカミングパーティーを今後も毎年継続して行うことを表明。さらに、「今後は規模を拡大し、経営学部独自の卒業生組織拡充を目指す。さったホールでパーティーが開けるほどの規模に成長したら、校友会の経営学部系列とつなげる予定だ。慶應義塾の三田会のような強固で親和性のある卒業生組織を作りたい」と述べた。また、経営学部生に対しては「ぜひホームカミングパーティーに参加してほしい」と呼びかけた。


今回記念行事の企画に協力した、学生有志の経営学部学術ゼミナール委員会は「経営学部60周年という節目の年に、大きな企画に関わることができて良かった。今後も、経営学部生と各ゼミ・教授・卒業生・他大学をつなぐ役割を果たしたい」と意気込みを語った。
 

なお、「講義リレーでつなぐ『実践知』フォーラム」など、経営学部創設60周年に伴う諸企画については、学生有志の経営学部広報委員会HP上でも報じられる予定だ。  (田谷泉)

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