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大内山への動線 大幅変更

次の動線変更は11月中旬予定

本学市ヶ谷キャンパス(東京都千代田区)で2019年5月1日より、55・58年館の建替工事に伴い動線が変更された。この状況は同年11月中旬まで続く予定だ。この現状と今後の見通しについて、本学施設部に話を聞いた。

大内山動線図.png

※6月27日現在の動線。「55・58年館建替工事に伴う工事範囲・歩行者動線」を元に作成

5月1日の動線変更により、富士見坂校舎や外濠校舎から大内山校舎へと、キャンパス中央広場を通って行くことはできない。そのため、富士見ゲート1階を経由する必要がある。この流れが臨時通路を混雑させる主な要因だ。臨時通路の出入り口の幅が2人ほどの狭さというのも原因の一つだろう。しかし、一時的に混雑する状況は施設部も想定していたという。混雑する中で、施設部が一番危惧しているのはエスカレーター事故だ。エスカレーターに人が過度に集まると、利用者が転倒する恐れがある。施設部は「事故が起きないよう、現場で適宜確認を行っている。学生教職員の安全と安心を一番に考えている」と話した。動線変更当初は大変な混雑だったものの、1週間後には動線が学生に周知された。


また、動線変更前、臨時通路にはボトルネックが生じていた。同年5月1日より、そのボトルネックを取り払い、混雑は若干解消された。くわえて、BT地下1階にあるフォレストガーデンの出入り口を混雑時には一つから二つに増やし、さらなる混雑解消を図っている。


なお、次回の動線変更は、同年11月中旬から来年8月末まで行われる予定だ。その期間中、富士見ゲートと大内山校舎をつなぐ臨時通路は使うことができない。一方で、80年館から大内山校舎に行くことが可能となる。また、富士見ゲートから大内山校舎に最短で行く際は、BT地下1階を経由する必要がある。

動線_昼写真.JPG

大内山校舎に向かう臨時通路。55年館の1階に設置された。左側の通路が非常に混雑している、宇田川創良撮影

55・58年館解体工事ならびに外構整備の竣工は2021年1月の予定だ。その際に竣工するものとして、大内山庭園、中央広場キャンパスの整備、富士見ゲート3階と大内山校舎を結ぶ連絡通路が挙げられる。

 

移動時に大きく迂回し、動線そのものが狭いというのは学生に不便を強いる。その上、食堂における現在の混雑状況ならびに、高層キャンパスという特性を考慮すると、昼休憩の40分は極端に少ない。しかし、単に食堂を増やすというのは現実的ではない。昼休憩を伸ばすことも難しい。


これを機に昼休憩を無くし、それぞれの休み時間を15分にするというのは一考に値するだろう。昼休憩を無くした場合、昼食は授業のない時限で取ることとなる。現在の混雑状況を座視せず、学生教職員の安全面に配慮した改善案の提示を期待する。(宇田川創良)

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