新聞学会 代表インタビュー 

法大生の一番の味方であり続ける 

2021年4月7日

2020年に猛威を振るった新型コロナウイルスは、2021年4月現在も学生生活に大きな影響を及ぼしている。法政大学新聞学会も影響を受けた団体の一つだ。昨年度は、紙面での新聞の発行を一時的に見合わせ、電子版での記事公開を強いられた。紙面での発行の中断は太平洋戦争以来の事態となっている。新聞学会の現状とこれからについて、代表の田谷泉氏(たや・いずみ3年・経営)に話を聞いた。 

​代表の田谷泉(たや・いずみ、経営3年)

―新聞を作る際に全体としてどのようなイメージを持っているか。 

 

「法大生の一番の味方であり続ける。これに尽きるのではないでしょうか。『法政大学新聞』は大学当局の広報誌ではなく、学生新聞です。常に学生に寄り添い、学生としてのありのままの目線で記事を書くことを忘れないように心がけています。だからもし法大生が不利益を被ることがあれば、健全な批判精神に基づいた記事を書くことをいといません」 

 

―取材から発行まででどの作業にやりがいを一番感じているか。 

 

「記事が新聞に掲載され、大学の友人に読んでもらう時に一番やりがいを感じます。キャンパスに新聞を設置する際に、守衛の方に「1部ください」と言われたことがありました。購読者の顔を見る機会はあまりないため、学生以外にもこうして新聞を楽しみにしてくださる方がいると知った時にはとてもやりがいを感じました」 

 

―コロナ禍での世代交代となったが、どのあたりが大変だったか。 

 

「前代表をはじめ先輩方から丁寧なご指導をいただいたので、円滑な引継ぎを行うことができました。ただ、すべてオンラインで引継ぎを行ったのでその点は大変でした」 

 

―コロナ禍の影響で発行を電子板に大きく移行したが、紙媒体との違いはどのような点にあるのか。 

 

「電子版は記事をすぐに公表できることが利点であり、年4回の発行時期に縛られる紙媒体とは大きく異なります。紙の新聞であれば発行日まで記事を公開することができませんが、電子版に移行することで速報性を持って報道することが可能になりました。 

 

 

加えて、電子版の記事は紙の新聞よりもインターネット上で拡散されやすいので、より多くの方に読んでいただけます。一方でその特性ゆえに、記事の誤りにはより一層気を付けなくてはなりません」 

 

 

―今後の方針としてどのようなことを目指しているか。 

 

「電子版をさらに充実させた上で、紙での新聞発行を再開・継続することです。取材、編集、発行といった基本的な業務を確実に行うことは実は簡単ではないということを、私たちはコロナ禍で学びました。だからこそ、紙発行など本格的な活動再開となるこのタイミングで、堅実な運営と丁寧な新聞づくりを行う方針を部員みんなで改めて確認したいです」 

 

 

―新聞学会の雰囲気を教えてください。 

 

「新聞学会の雰囲気はとても良いと感じています。ただ、ここでの雰囲気の良さは自分の意見を抑えて他の人に合わせることができるというようなことではなく、信頼関係があるということです。お互いを信頼しているからこそ、自由に意見を述べ、それに耳を傾け、よりよい運営を行うことができています。 

『法政大学新聞』はその作成過程において校正に多くの時間を割いているのですが、校正には遠慮なしに意見を言い合うことが求められています。新聞学会における信頼関係の良さは、新聞の質にも直接貢献しているのです」 

 

 

―法政大学新聞学会での活動に向いている人の特徴は何か。 

 

「向き不向きはありません。それよりもむしろ、私たちが向いている人の特徴を考えて公表することで、自分たちと似た特徴や性格の人ばかりが集まることは、多様性の観点からも組織として問題があると私は考えています。たとえ、文章力に自信がなかったとしても全く問題はありません。新聞学会には互いの考え方や性格の相違を理解し受け入れた上で、支え合いながら活動を行う環境があります」 

 

 

―新入部員はいつでも受け付けているのか。 

 

「常時受け付けています。メディアに興味がなくても、何か新しいことに挑戦してみたい方はぜひ加入を考えてみてください。ほかのサークル活動やアルバイトなどとも十分両立が可能です。ご質問等がありましたらお気軽にご連絡ください。皆さんの加入をお待ちしています」 

 

​【ここから電子版】

法政大学新聞学は良き伝統を残しつつ、電子版の充実など新たなことに挑戦してきた。そしてこれからも、私たち法大生のことを第一に考え活動を続けていくことに変わりはない。私たちの活動がより一層多くの方の目に留まり、興味を持っていただけるよう紙面の向上に取り組みたい。 

(聞き手 高田智美)