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就活はこう変わる(1)

オンラインきっかけに キャリタス就活編集長

2020年10月28日

 新型コロナウイルスの感染拡大により、就職活動における本選考やインターンシップでもオンライン化が急激に進んだ。今後これらはどのように変わっていくのか。22年卒の就活について、大手就活サイト「キャリタス就活」の鈴木一史(すずき・もとふみ)編集長に聞いた。

鈴木一史編集長=写真は本人提供

鈴木一史編集長=写真は本人提供

 ―22卒のインターンについては、どのように考えているか。

 「インターンに参加する学生は年々増えている。特に22年卒の学生の9割以上がインターンに参加したいと話している(キャリタス就活調べ)。理由としては次の二つが考えられる。一つ目は、新型コロナによる景気悪化への危機感だ。早めに対策を打ちたいという心理があるのではないか。二つ目は、インターンの重要性を認識する学生が増えたからだ。キャリタス就活が21年卒を対象に行った調査によると、内定をとった学生の5割が過去に一度、内定先企業のインターンを受けていた。7月に行った調査では、インターンシップからの採用を増やすと答えた企業は7割近くに上った」

 

 ―新型コロナの影響によって、インターンの開催数はどうなったか。

 「インターンの開催数は例年に比べて減っている。21年卒の採用が後ろ倒しになっており、22年卒向けのインターンの開催にまで手が回らない企業があるからだ。しかし、開催数が減ったことを理由に倍率が高まっているとは一概に言えない。オンラインのインターン、特に仕事研究型の短期プログラムでは多くの学生を集めて開催することが容易だからだ。倍率が高いインターンは、外資系のコンサルティングや金融など特定の人気業界・企業に集中していると考えている」

 

 ―23卒の就職活動にはどのような影響が出るのか。

 「23年卒の採用計画はまだ出ていない。しかし今できることは、1年生や2年生でも参加できるインターンに参加することではないか。「キャリタス就活2022」は23年卒や24年卒の方にもぜひ見てもらいたい。コロナ禍でも業績を伸ばしている業界や、過去最高益の企業も存在する。広い視野で業界を確認するいい機会だ。新型コロナをめぐる状況がどう変化するかは未知数だ。今できることをやることが大事ではないか」

 

(聞き手:宇田川創良)

 ▶就活はこう変わる(2)では、ステイホームの中でできる就職活動や、社風を知る重要性についてお伝えします。

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