top of page

​学生間交流をSNSで促進

​「法大生向け情報メディア」

2021年 9月 11日

 「法大生向け情報メディア」は、株式会社ペンマーク(渋谷区道玄坂)が作成したツイッターアカウントだ。学生間の情報格差をなくすため、主力のアプリ事業『Penmark』の一環として同社が2019年に始めた。コロナ禍で学生間の直接交流が難しい今、交流の一手段として同社のツールをどう活用できるのか。
 

ツイッターでの情報発信 

 「法大生向け情報メディア」は、株式会社ペンマークが運営するツイッターアカウントで、2019年12月の開設から約1年半が経つ。同社が主な事業として展開するのはコミュニティアプリ『Penmark』の事業で、「法大生向け情報メディア」はその一環として開設された。 

アカウントの運営を主に担当するのは同社でインターンを行う大学生8名で、大学から情報発信の依頼を受けていることはない。大学が公式サイトで発信する情報を中心に、法大生に関連する情報をツイート・リツイートしている。更新は不定期で、ツイートの基準は「法大生に役立つ情報か否か」。6月1日の時点で7000超のフォロワーを集めている。 

 

学生向けコミュニティアプリ 

 ペンマークの主力事業であるコミュニティアプリ『Penmark』は、学生同士が交流できる空間を提供するアプリだ。時間割機能や授業内トーク機能、タイムライン機能、コミュニティ機能が使える。利用は大学生に限られており、登録すると、学生証か大学のメールアドレスによる認証が必要だ。同社によると、アプリは本学を含む全国750大学に対応しており、インストール数は35万件を超える。 

 

 時間割機能は、アプリに登録されている授業データをもとに、時間割表の作成や授業ごとの課題・出欠の管理ができる機能だ。開講されている授業がアプリの授業データに存在しない場合は授業データを自ら作成できる。また、授業の感想を「授業レビュー」として共有する機能もある。 

【図1】アプリ『Penmark』では、履修科目を登録して時間割の管理ができる=株式会社ペンマーク提供_edited.png

​時間割機能スマホ画像

​ 授業内トーク機能とタイムライン機能の機能では、授業の履修者や同じ大学の学生同士で情報交換や交流ができる。コミュニティ機能では、メンバーを限定して交流することが可能だ。 

【図2】『Penmark』のコミュニティ機能=株式会社ペンマーク提供_edited.png

​コミュニティ機能スマホ画像

 アプリのベータ版(2019年)では時間割機能のみを実装していたが、21年4月にリリースした正式版では、上記のようにコミュニティ機能なども組み込み、「大学生向けコミュニティアプリ」へと用途を拡大した。 

 

起業のきっかけ 

 株式会社ペンマークは、17年に慶應義塾大学で発足した学生団体が、18年に法人化されてできた企業だ。 

必修単位を落として留年を経験した現代表の横山直明(よこやま・なおあき)さん(当時大学3年)が、「大学内の情報格差をなくしたい」という思いで、サークルの同期3人と団体を立ち上げた。 

 現在はアルバイトや業務委託を含む約66人で事業を行い、広告収入を得て経営を続けている。今後は、学内の情報格差是正のみならず、大学生のあらゆる課題を解決できるプラットフォーム企業に成長することを目指す。 

                                     (髙橋克典) 

QR1_『Penmark』はこちらからインストール可能_edited.png

​『Penmark』はこちらからインストール可能 

bottom of page