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オレンヂカラー(1049号)

大学生になったら海外留学を―

2021年 9月 11日

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►新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、予定されていた海外留学が中止される状況が2020年度から現在まで続いている。本学の国際文化学部もその影響を受けた学部の一つである。国際文化学部では、例年2学年の秋学期に必修の海外留学であるSA(スタディ・アブロード)が予定されている。しかし、2019年度入学者のSAは延期ののち中止となった。 

►新型コロナウイルスの影響で大学主催の海外留学の機会はいとも簡単に失われていったが、私費による海外留学は可能である。感染拡大を考慮し海外留学をあきらめるしかなかった学生の横で、代理店を通した個人留学を実現する人がいるのが現実だ。

►入学時に約束されていた海外留学がなくなったわけであるが、現在学生が大学に期待できることはなにか。海外留学の代わりにと語学の授業が追加されたが、クラスによってはオンラインでの開講だ。また、民間の語学試験による単位免除が導入され、連日の学生宛てのメールでは、オンラインの国際交流プログラムについて知ることができるくらいだろうか。

►4年間の大学生活で留学がすべてというわけではない。しかし、少なくとも国際文化学部は、事前学習と事後学習含め留学を軸に学部のカリキュラムが組まれている。辛酸を舐めるような期間が続いているが、この経験を糧にどのように成長するかは学生にかかっていると考える。

(髙田智美)

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