新ポータルサイト「Hoppii」始動
ネット上で自分向けの情報を閲覧可能に
本年度より本学では、全学共通の新しいポータルサイト「Hoppii」が稼働する。大学には履修や成績、シラバスなど、学生が利用する様々なシステムやサイトがある。それら全てのアクセス先をひとまとめにしたのが、法政ポータルサイト「Hoppii」(Hosei portal to pick up information)である。
また、この「Hoppii」の稼働と併せて、「Web掲示板」も新たにリプレースする。従来の学部・研究科の掲示板は、学部・研究科からのお知らせや、休講・教室変更などの授業情報等が貼付・羅列されるだけの形式であったが、「Web掲示板」では自身に関係する情報が表示・通知されるようになる。

Hoppiiのトップ画面 =本学提供
これまでは、学部・研究科からの連絡や授業情報は、掲示板もしくは授業支援システムに分散していた。そのため授業によっては、掲示板に掲載される場合もあれば授業支援システムを経由して情報を受けとる場合があり、情報伝達の方法が統一されていなかった。また、他キャンパスの他学部公開科目の授業情報を入手したい場合にも、各学部・研究科の掲示板を個別に確認する必要があった。
今年度からは、原則として学部・研究科の物理的な掲示板は廃止され、Web掲示板に一律移行する。また、Web掲示板と学習支援システム(旧授業支援システム)に掲載される情報も内容ごとに整理されて表示・通知される。
Web掲示板には学部・研究科事務からの連絡、たとえば履修に関する情報や試験等の内容が掲示される。学習支援システム(旧授業支援システム)では、授業内の課題提示や提出など旧来の機能を維持しながら、休講、教室変更などの授業情報を集約して掲示される。
今まで多くの学生が悩まされていた、掲示板の中から必要な情報を取捨選択する過程や、他学部の掲示板を見に行く手間は大きく改善される一方、大きな注意点もある。
授業情報に関する通知は学習支援システムを介して送られるため、情報システムに登録した履修情報が学習支援システム上に反映される(本登録)5月までの期間は、学習支援システム上で学生自らが受講を予定している科目の仮登録を行う必要があり、仮登録を忘れると4月中は授業情報を確認することができない。また、自身に関係のある情報のみが表示・通知されるため、友人の情報とは内容が異なる場合もあり、友達伝いで情報を得ていた学生は要注意だ。
◆◇学生の目◇◆
今回、学生一人一人に必要な情報を必要な分だけ届けることが可能なプラットフォームが導入されたことは、大学にとって大きな前進と言えるだろう。あとは、この新システムを教職員はもちろん、学生たちが十分に生かし切れるかが重要になってくるだろう。(西森知弘)