【受動喫煙対策】市ヶ谷

外濠地下階喫煙所廃止

外濠校舎地下1階の喫煙所が廃止されてから3カ月が経過した。改正健康増進法及び東京都受動喫煙防止条例を踏まえ、本学でも「なくそう!望まない受動喫煙。」という国の目標のもと、分煙化に対する動きが厳重化され始めている。

その中でも外濠地下1階の喫煙所は、廊下まで煙が流入していることから、最初に廃止された。
 

一方で、市ヶ谷キャンパスが位置する東京都千代田区、新宿区では「路上喫煙禁止」と独自の条例が制定されているため、条例違反をする学生が増加することを懸念し、本学に残っている喫煙所をむやみやたらに廃止できないという問題がある。そのため、敷地内全面禁煙を目指しているが、これらの問題によって実現までの期限は定めていない。

時代とともに変わるたばこ事情

たばこを吸うことが恰好良いとされた時代もあった。JT全国喫煙者率調査によると20代の男性喫煙者率はピーク時である1966年の83・5%以降減少し、2002年54・9%、18年には23・2%となっていることがわかる。また女性においても02年には24・3%だった喫煙者率が、18年には6・6%にまで喫煙者が減少している。
 

本学でもかつては外濠校舎地下1階から7階の全階に、現在解体中の55・58年館では通路にも喫煙スペースが設置されていた。しかし、55・58年館の校舎が歴史に幕を閉じたと同時に、たばこに対する人々の意識や大学の対応も新たな時代を迎えそうだ。その象徴として、新校舎である富士見ゲート・大内山校舎には喫煙所が設置されていない。
 

また、2003年4月に体育館、同年8月には学生会館で吸い殻の不始末を原因とする     ボヤ騒動が発生した。これも契機となり、学生が管理をし、主にサークル活動で利用していた学生会館(現・外濠校舎付近)は取り壊された。
 

現在喫煙所は、ボアソナード・タワーに2カ所、80年館に1カ所、富士見坂校舎1カ所、外濠校舎3カ所、計7カ所残っている。しかし、比較的利用者の多い外濠校舎では、地下1階の喫煙所廃止により3階から5階の喫煙所に人が集中し、喫煙環境に問題が生じてきているとの声もある。また、喫煙所の設置されていない富士見ゲート屋上での喫煙も問題となっている。

今後の課題

喫煙者の一部には、禁煙・分煙を本学で進めていくのであれば、学内のセブン―イレブンでたばこの販売を廃止してほしいという声もある。本学のセブン―イレブンは大学だけでの店舗でなく、不特定多数の人が利用するため、大学からたばこ販売削減要請はこれまで出していない。
 

また学生センター主催の、学生に向けた法政たばこセミナーが11月28日に開催されるが、喫煙者がどれほどこの講座に参加するのか注目するところだ。
 

喫煙者も、非喫煙者もどちらもが生活しやすい環境を作っていく必要がある。(三浦エリカ)
 

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