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飲食店で変造学生証の提示

当局、当該学生に厳重注意

今年4月上旬、本学学生が東京都千代田区飯田橋にある居酒屋で変造した学生証を年齢確認時に提示したとして、当局に通報があった。学生センターによると、事件発生日の17時ごろ本学学生が16名で入店した際、店側が年齢確認のために身分証の提示を求めたところ、少なくとも未成年者6名が生年月日の箇所を偽った学生証のコピーを提示した。店側はその団体全員の入店を断り、変造された学生証のコピーを控え、後日、市ヶ谷学生生活課に連絡した。


学生証の変造の手口は、まず未成年者の学生証に、成人の学生証の生年月日をカラーコピーして未成年者の学生証に貼付した後、その学生証をさらにコピーしたというもの。身分確認の際、学生証をパスケースに入れたまま提示することが多いため、店側が実際にカードであるか確認することが少ないことを悪用した変造だった。また変造には変造する学生証の所有者のほかに、生年月日のコピー元になる学生証の所有者も関わるため、当局は背景に、組織的な計画があったとみている。


学生生活課の調べに対し、当該学生の一人は「該当の居酒屋は年齢確認を行うと知り、変造した学生証が通用するか試してみたかった」と答えた。当局は軽率かつ違法性を認識したうえでの行為だったとして未成年者6名を含み関わった16名に厳重注意した。


同様の学生証の変造はまん延している可能性もあり、他にも今年度は変造された学生証が拾得され、学部窓口に届けられている。学生生活課の小林光広課長は取材に対し「学生証の偽造は大学生のやることではない。また、未成年者が年齢確認に変造した学生証をゲーム感覚で提示している。学生証の変造は私文書偽造にもあたり、やめてほしい」と語った。(西森知弘)

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