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生協運営店でポイント還元

キャッシュレスで5%、食堂でも

大学生協事業連合(東京都杉並区)は、消費増税に併せて国が始めたキャッシュレス決済時のポイント還元事業に参加した。本学の各キャンパス内でも、法政大学生活協同組合(東京都千代田区)が運営する店舗では10月の決済分から、キャッシュレス決済に限り5%のポイント還元が受けられる。

​度々トラブルの場となる外濠公園=西森知弘撮影

【図】生協ポイント還元

市ヶ谷キャンパス富士見校地(東京都千代田区)でポイント還元の対象となる店舗は、法政大学生活協同組合富士見ゲート店のほか、同組合が運営するフォレストガーデン、富士見坂食堂の計3カ所。現状で還元対象となる決済方法は、富士見ゲート店では交通系電子マネー、二つの学生食堂では学食パス(※)か交通系電子マネーのみだ。クレジットカード決済でのポイント還元については、富士見ゲート店では今後、設備環境が整い次第、還元対象とする予定だが、食堂では還元対象としない方針だ。
 

同連合は学食パスでの還元ポイントに上限を設け、食堂利用者の支払金額に関する統計や不正防止などを考慮して、1決済あたり1500ポイントまでとした。学食パスに加算したポイントに有効期限はつけず(生協脱退後は失効)、1ポイント=1円として使えるようにする。還元の時期については、毎月の利用額に対するポイントを翌月上旬に還元するとしている。10月分の還元日については、事務手続きや還元作業に要する時間が現時点では想定できないことから、具体的な日程は今後確定する。ポイントを還元した際には、学食パスのマイページで利用者に伝えるという。
 

同組合によると、本学全体の学食パスの登録者数は本年度に入って昨年度の約3倍に増加し、約3600人が登録している。利用者の決済方法は、本年度春学期の統計で約40%がキャッシュレスを、そのうち約20%が学食パスを利用している。増税後も利用者数に大きな変化はなく、今後も利用者が減る見通しはないという。
 

国のポイント還元制度は2020年6月までで、それ以降に同連合が独自でポイント還元事業をする予定は、現時点ではない。
 

増税にあたっては、ポイント還元制度のほか、持ち帰りが可能な飲食料品などを対象に軽減税率も導入された。同組合では、パーティー利用を含めて食堂のカウンターやケータリングで提供する飲食料品は、全て税率10%を適用。購買で販売する飲食料品などは軽減税率の対象となり、税率8%を適用している。(高橋克典)

学食パス 交通系ICカードに学食専用のポイントを入金できるサービス。大学生協事業連合が提供し、生協組合員なら無料で登録可能。食事履歴や栄養バランスがネットで確認できる、コンビニやクレジットカードなどでも入金ができ、親が仕送りできるなどの利点がある。法大生協は独自で、入金時に3%(初回は5%)のポイントを還元している。

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