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​女子トイレ前 防犯カメラ設置

不審者侵入事件を受けての対応

今年9月4日より、本学市ヶ谷キャンパス(東京都千代田区)のボアソナード・タワー(BT)、外濠校舎内の女子トイレ前の防犯カメラの運用が開始された。2018年12月から頻発していた、女子トイレへの侵入・盗撮を受けての対応だ。

女子トイレ前

新しく目の前にカメラが設置されたBT地下1階トイレ=宇田川創良撮影

市ヶ谷学生生活課によると、今年の女子トイレへの侵入・盗撮の報告は、全部で4件あり、うち1件は今年1月中旬、ほか3件は同年4月のものだという。事件が新学期より前に起きたこともあり、同年4月には本学職員による女子トイレの見回りが開始された。見回りは、富士見校地内の各校舎で、トイレを利用する学生が多い、2時限目・3時限目・4時限目それぞれの休憩時間に行われた。この他にも、女子トイレに張り紙を掲示するなど、利用する学生への注意喚起も行った。しかし、対策を行ったにも関わらず、同年4月の上旬以降、4件もの報告があったことを受け、学校側は女子トイレ前への防犯カメラの設置に踏み切った。
 

今まで、BTと外濠校舎の女子トイレ前に防犯カメラが設置されていなかったのは、費用の問題があったからだという。特にBTは階数が多く、全ての階に設置する場合、高額な費用がかかる。今回新たに設置されたカメラは、合計35台。
 

春学期までに報告されている事件で、学生が直接危害を与えられたものはなかった。しかし、多くの学生に不安や恐怖を与えたことは事実だ。今回の防犯カメラの設置が、学生の持つ不安感の払拭と事件の再発防止につながることを期待する。    (木村優吾)

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